芸術アカデメイアコースとは?

『芸術アカデメイアコース』は、専有スペースでじっくりと自分のペースで絵を制作できるコースです。油絵や水彩、パステル、デッサンなどお好きな絵を制作することができます。またご自分のテーマで描いたり、大作(30号程度)の制作も可能です。
さらに自分の表現の発見のための制作ワークショップという個性的なレッスンを受けたり、アカデメイアコース専用のモチーフを描くこともできます。とにかく自由に絵を描きたい方のコースです。もちろん、担当講師が個別にアドバイスいたしますので、安心して学べます。

特 典

◆制作ワークショップによる個性的なレッスン。
◆より本格的な作品づくり。
◆専有スペースで大作を制作(30号程度)。
◆担当講師によるパーソナル指導
◆『講座フリーコース』で開講している講座を自由に受講(すべての講座が受講可)。
◆制作スペースを優先して確保(倶楽部の場所決めのルールに沿った上で)。

講座タイムテーブルを見る。

制作ワークショップについて

自分の表現とは何か?

芸術家はそれを自らに問い、答えを見いだそうと試行錯誤を繰り返します。
描いたり消したりしながら手探りで前進するのです。
多くの芸術家にとって、その創造の過程は、
未知なるものを発見していく冒険の旅とも言えるでしょう。

この 制作ワークショップでは、
『 自分の表現とは何か?、それをどのように表せばよいか?』
を見いだすためにさまざまなアプローチをしていきます。

各担当講師が独自にカリキュラムを作成して、
受講される方の個性や資質、目的に応じたパーソナルなレッスンをしていく場でもあります。
そしてここで学んだことを自分のテーマによる制作や大作などに反映させます。

制作ワークショップは
A 火曜日 13:30~15:30
B 水曜日 13:30~15:30
C 木曜日 10:30~12:30
D 金曜日 10:30~12:30(スケッチ)
の4つで、それぞれ月に1〜2回開講します。
A~Dそれぞれ担当講師が決まっています。各会員とも、ご自分の時間帯のワークショップを受講できるようになっています。
制作ワークショップ以外の時間帯にも通常の指導は行います(講師出講時間内※)。
なおD金曜日10:30~12:30のワークショップはスケッチ講座(講座フリーコースと共催)となります。

制作ワークショップの内容

一つのテーマを2~3ヶ月かけてじっくり制作しました。

● 「動物または動物園をテーマに描く」
先史時代、野牛や鹿などが洞窟に活写されていたように、動物は絵の題材として古来から数多く描かれてきました。特に日本では三大画題の一つとして重要視されていました。ここでは実際に動物の姿態や表情を描くことによって、動物をモチーフとした作品を作ります。さらに動物を取り巻く空間を表現することで臨場感や雰囲気のある絵を目指します。まずは皆さんで動物園に行って実際にスケッチを描くところからスタートしました。

● 「銀河鉄道の夜をイメージして描く。」
「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治著 を各自読んで、その中で印象に残った場面や情景、主人公(ジョバンニとカンパネルラ)や他の登場人物、ガジェットなどをイメージして自由に描くという試みを行いました。皆さんで小説の各章のイメージをドローイングするところからはじめ、構図を練り上げていきました。

●「色彩のワークショップ」
「マスキング」を用いた彩色技法に挑戦!
マスキングは水彩、油彩を問わず色々な絵画表現の局面で使われています。また、マスキングテープやジェル状のもの、インクなど工夫次第で、思いがけない画面効果と出会える可能性を持っています。既存のマスキングのための用具のみならず、楽しんでマスキングを実験していくことで、新しい技法を発見できるかもしれません。こうしたマスキングの多様性と新たな色彩表現を駆使して自由な画面を描きました。

●「ボックスアート」&「モチーフを自分で作って描く。」
自分が表現したい世界といっても漠然としたものです。そこでボックスアート制作を行って、できあがった箱の中の世界をもとに一枚の作品を作っていきます。
身の回りにある様々な素材を寄せ集め、一つの箱の中に自分の好きなイメージをふくらませて自分の世界を作っていきました。新しいイメージの発見とともに平面にはない立体表現の楽しさに触れていく制作になります。

●「ドローイングを100枚描く」
テーマの発見、自分の核となるものを見つけるための最強のツールであるドローイングをいっぱい描きます。まずは自分の描きたいこだわりのモチーフを様々な角度からクロッキー帳に、修正なしに、次から次へと素早く描きます。素早く、ほとんどなぐり描きのように描き、描画材(コンテやマーカーなど)の動きを止めないようにして、輪郭と外形、線の方向、カーブが合うようにします。ディテール(細部)ーー例えば、細部の表情にこだわってはいけません。そんな時間はないんです。一気に素早く!

●「構図、構成を考える」
個々に選んだ作家の作家研究を行います。模写やドローイング、また、構図の構造や色彩と構成の関係について実習を通して学びました。

これらは過去に行われた実際の内容です.毎回、各担当講師たちが皆さんが楽しめるようなオリジナルのゼミを考案しています。

会費と会員種別・施設利用時間


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入会申込方法

入会ご希望の方は、メールまたは電話でお問い合せください。入会申込書とパンフレットを送付させていただきます。

画材用具

○画材が必要な講座では、用具を揃えて頂きます。
○基本的な画材セットは、格安で販売もします。
○用紙など、日常的な教材は、購買で購入できます。