宮芸ブログ

会員さんの作品です。

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アカデメイア会員の方の作品です。ワークショップで旅をテーマに制作した際の作品です。幻想的なイメージを醸し出した秀作ですね。
倶楽部内に展示していますので、是非見に来てください。

9月2日からモチーフが変わりました。

今回のモチーフは、会員さんからいただいたうねりのある木の根っこを各モチーフに配して、全体的に秋らしくしてみました。
10月20日までの設置になります。

絵本講座

10月より、絵本講座をワークショップ形式で開講したいと思います。まずは簡単な絵本作りを週1回2時間×5回でやる予定です。
詳細決まり次第アップします。

モチーフが変わりました!

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新しいモチーフはそれぞれセットした先生がいるようです。(誰がどのモチーフをセットしたかはヒミツ)
できるだけ画面に長く向き合って、じっくりと取り組んでほしいです。
前回の作品の反省点をいかしつつ毎回制作の目標を皆さん一人一人がしっかりと持って描いていくことが大切です。
先生たちのアドバイスを受けることや、時には加筆されることもあると思います。そうした指導をつねに「前向きに」受け止めて、自分の描く力より少しでも高いレベルへ到達できることを目指してがんばってください。
今回のモチーフはそれぞれ「ねらい」があるようですよ。制作途中に少しずつ先生方からポイントを聞くことができると思います。乞うご期待!

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いつも新しいモチーフの座席を決めるときはワクワク、ドキドキですね。構図決めが大変!

石膏像も新しくチェンジ。

石膏像も新しくチェンジ。

絵のヒント

 月一で「絵のヒント」という講座を開講している。そこでは、一枚の絵をみなさんと一緒に見ながら、それについて感じたことなどを話し合ったり、美術の歴史についてレクチャーしたり、絵を描くときに起きる様々な疑問や質問に答えている。続きものではなく、毎回一回完結のスタイルで、その時々に感じたことや皆さんの要望に沿ったことをテーマに行なっている。
 先日行ったのは、「見ることについて」をテーマに、幼児のものの見方や、エジプト時代のものの見方、遠近法、さらにピカソの見方について。
 意外にピカソの、特にキュビスムの見方、捉え方に興味を示される方が多かった。ホントはこんな風に描いてみたいという方までいました。

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 ピカソは、とにかく最も有名な画家の一人であるが、一般的にはデフォルメされた人間像の画家として知られているようで、キュビスムという言葉は聞いたことはあるけれど、その見方のことなんかはあまり知られていなかったようで、ちょっと新鮮な話題だったようです。

スケッチ入門講座 野外編③「ちざきバラ園」

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ちざきバラ園は藻岩山に連なる標高93メートルの山麓に位置し、札幌の街並みが一望できる最高のロケーションです。でも、最寄りのバス停から20分も坂を登らなければならないので、バラ園まで行くのが大変です。そのせいか、今回は参加者が少ない・・・時期的にも見頃にはまだ早く、雨が降ったりやんだりでちょっと残念でした。

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Tさん。札幌の町並みを軽やかに捉えていて、気持ちの良い作品です。

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Sさんの作品。控えめながらキレイな色彩の背景がバラの枝をよく引き立てています。

まほうの絵ふでにおじゃましました!

6月12日・13日の2日間、Art education P まほうの絵ふで で講評会をしてきました。まほうの絵ふでは、「アーティスト 堀田真作 校長」率いる子どもたちの造形感覚を楽しみながら育成する、道内最大級の美術教育機関。年間通して実に様々なカリキュラム・イベントに取り組んでいます。絵ふでの子どもたちは4才から高校2年生までと幅広く、倶楽部の静寂に包まれた雰囲気ともまた違った真剣さと活気に溢れています。今回作品を見せていただいたアートラボの生徒は、どの子も積極的な制作をしていて、特に校長の体育会系で優しくも厳しい指導が印象的でした。
倶楽部の講評会もこれからもっともっと充実させていきたいですね。乞うご期待!

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デッサンと水彩画を見せてもらいました。

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1人1人の将来の夢を話してくれました。ありがとう!

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校長との合評でのやりとりは本当に刺激的でテンションあがります。

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堀田校長、松本先生、貴重な体験ありがとうございました。子どもたちにたくさんのパワーをもらった2日間でした。

スケッチ入門講座 野外編②「北大植物園」

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いつものことですが、野外スケッチ講座の前日は当日の天候が気になって、祈るような気持ちでいます。今日は、昨日一日つづいた雨が上がり、とてもよい天気に恵まれました。
久しぶりに訪れる植物園では、ハマナス、ヤマボウシ、テマリカンボク、クリンソウなどが見頃を迎えていました。

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日向で制作していると、暑くて日に焼けそうです。描いている途中で日陰に引っ越す方もいました。

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水彩で花を描くのは難しいですね。気に入ったものになるまで試行錯誤しながら描いていると、だんだん色がきたなくなってしまいます。複雑な形をした花びらなどは、鉛筆で詳しくデッサンしておいた方が上手くいきそうです。

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スケッチ入門講座 野外編①「旧道庁」

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 毎週金曜日午前のスケッチ入門講座、今年はじめての野外制作を行いました。
 予報では「くもり」のはずでしたが、午前中から雨が降ったりやんだりの残念なコンディション。そんな恵まれない天候の中、みなさん雨にも負けず熱心に描いていて、本当に感心しました。
 今回は2名の方が初参加してくれました。最初は何を描いてよいものか、題材選びに時間がかかります。野外スケッチといえば、つい「風景画」を連想してしまいますが、美しい景色を漠然と写生してもなかなか“絵”になりません。旧道庁の建物や池の中橋、樹木や花など、主題を明確にして構成するとよいですね。
 来週の野外スケッチ「植物園」、どうか晴れてくれますように。

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「瞬き(まばたき)」と「立ったり座ったり」

○先日、小学校の先生とお話しする機会がありました。
その先生いわく、「図工の時間に絵を真剣に描いている子どもたちを見ていると、あんまり瞬き(まばたき)をしないんですよ」。
人が真剣にモノゴトに集中すると、例えば1分間の瞬きの回数が極端に減るそうです。子どもたちが絵を描こうと一心不乱に手を動かしている時や、まさに食い入るようにモチーフ(それは花だったり、大好きな虫だったり動物だったり)を見つめる時、ごく自然と瞬きが少なくなるのかもしれません。そういえば小学生よりもっと小さな子どもたちは、大好きなアニメや気になるテレビCMを見る時、目をまん丸にして見つめていますよね。
有名な画家ピカソの生前のフィルムの中で、彼の瞬きについて言及しているものがあって、ピカソも子どもと同様に作品を制作する時は瞬きの回数が驚くほど少なかったそうです。
「よく見て描く」ことは、瞬きが少なくなるほど、まさに「よ~く見る」ことなのかもしれませんね。
こんな所に、もしかしたらデッサン上達のカギがひそんでいるのかもしれません。
みなさん、モチーフを「よ~く見て」いますか?

○画面上での作業が佳境に入ってくればくるほど、手を動かす時間は増え、画面と向き合っている時間は当然長くなってきますよね。
でも、そんな時ちょっと席を立って自分の絵を遠くから眺めてみて下さい。画面全体を見渡すことで、それまで気付かなかった問題点を発見できるかもしれません。大きな調子の流れ、描き込みのバランス、形の狂い…、そして、何よりも絵を自分から離して見ることで、作品全体の印象をしっかりと認識することができ、絵を描き進める上では、とても重要なことなのです。
「小さなことに気を取られてて、ここがこんなに曲がってた」「このモチーフ、全然形が違ってた」「ここ描くの忘れてたー(笑)」……等々。
日常の制作過程はもちろん、完成に近付くにつれて、自分の身体の「アクション」をぜひ大きくしてみて下さい。
「立ったり座ったり」は、とても大切ですよ!
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木曜デッサン講座の様子…。モチーフ今回はこんな感じ。

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石膏主体でも絵になりますね。

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ネリゴムも「描く」道具として使っていくとよいですね。

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鋭い目線が、画家の風格!

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デッサン用具もなかなか充実してきました。